それも人生

他の人間を口説いた言葉でわたしを口説かないでほしい

最推し・生駒里奈さんの乃木坂46卒業によせて

乃木坂46の一番の推し、というかアイドルで一番好きだった生駒里奈さんの卒業コンサートライブビューイングで参戦しました。

オープニング映像に何が流れていたかもう忘れているんですけど、それを見てから自然と涙が出てきて、それからずっと泣きっぱなしで、首からかけていた推しタオルの端っこがしっとりしてしまいました。

 

 

せっかくなのでちょっと乃木坂46との思い出を振り返ります。

 

乃木坂46はデビューからなんとなく追っていて、初めて目にしたのは新聞の全面広告でした。AKB48への宣戦布告を掲げていました。わたしは当時高校生で、クラスのみんながAKB48に夢中でした。なんとなくすごく好きにはなれなかったところに、乃木坂46が登場して、わたしはこの子たちを応援しようと思ったのを覚えています。

センターに立っていた生駒ちゃんは、デビュー当時ほんとに冴えなくて秋田なまりもきついし全然アイドル感がなくて、そのあたりにすごく親近感がわいていたんだと思います。

 

乃木坂46のMVと個人PVが好きで、正直在宅で満足していたので一度も現場に行ったことがありませんでした。2016年まで。

悲しみの忘れ方を八月のくそ暑い池袋HUMAXシネマズで見て、めちゃめちゃ好きになってしまったのが始まりだったかもしれません。公開からだいぶ経っていたのに満員で、最前列でみたのを覚えています。首が痛いのも気にならないほど、生駒ちゃんに感情移入していました。

生駒ちゃんは、あんまり握手人気がないとか言われていて、なんで選抜に入っているんだとか、いつまで福神なんだとか、そういう声を見るのがつらかった。やっぱり握手で男の人を釣って媚びてお金を積ませる力がある人間じゃないと、アイドルとして見てもらえないんだなと選抜発表のたびにショックを受けていました。別に見なきゃいいのに個別握手会の完売表を見て落ち込みつつも、アイドルの条件は握手だけじゃないからこそ生駒ちゃんが選抜として評価されているんだ、と勝手に誇りを持っていました。

2015年夏、AKB48との兼任解除を迎えた12th太陽ノックで単独センター、否定的な声をたくさん目にしました。13thではじめて福神から外れて3列目になっても、もっと握手人気のあるアンダーがいるのに、とか。

でもわたしは太陽ノックがすごく好きでした。特にこのMステスーパーライブのパフォーマンスを見て、みんなのびのびして見えるしやっぱりセンターは生駒ちゃんがいいなあ、と感じました。それまで結構ただがむしゃらにアイドル業をこなしてきた生駒ちゃんが、兼任を経てまゆゆとの出会いなどのおかげなのか、しなやかさとキラキラを手に入れて帰ってきたな、ようやく満を持してのセンターだ!と思っていました。

 

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アンチの声がうるさくなるほどに、「ファンがいるよ!」と伝えに行かなくちゃいけない、と思うに至り、2016年真夏の全国ツアーに参戦したのがわたしの初めての乃木坂46のライブでした。この年は、バースデーライブがなかったので決意してからだいぶ経ってしまったのですが。

生駒里奈のタオルを持って。仙台ゼビオのアリーナ席で、ステージからは一番遠いブロックだったけど、トロッコが止まる目の前の席でした。

タオルを掲げていたら生駒ちゃんと目が合って、めちゃくちゃ笑顔で手を振ってくれて今まで感じたことない種類の幸せで胸いっぱいになって、推しタオルの力を目の当たりにしました。

その公演は、生駒ちゃんのご家族もきていたようで、「乃木恋コラボ企画で釣りセリフ言うの恥ずかしかった~」とすんごい照れながらも「自分の仕事している姿を見てもらえて嬉しい」というのが生駒ちゃんらしくてますます好きになってしまいました。わたしも嬉しくなって泣きました。

 

サヨナラの意味、インフルエンサーくらいで、生駒ちゃんのパフォーマンス力を評価する声が大きくなったように感じました。3期生が入ってきて、乃木オタの中の閉鎖的に握手人気に固執する空気が薄れたような気もします。

そうでしょう、生駒ちゃんのダンスはすごいでしょう、いつまでもみていたいでしょう、と思っていたときに、卒業発表。

卒業コンサートで、「もっと上を目指してみたくなってしまった」と言っていたけど、きっと自信がついたんだろうなと感手に想像しています。『きっときみなら大丈夫』。

 

 

それでは、卒業コンサートの感想に参ります。

どうしてこんなに泣かせられたのか、考えました。生駒ちゃんは卒業コンサートでドレスを着なかった。少し期待していたのも本当だけど、生駒ちゃんのスタイルでは正解だったのだと思います。ステージで歌い踊る生駒ちゃんは「美しい」という言葉がとても似合って、それは性別を感じさせない、ただの「美しさ」だと感じました。歌は最後まで上手くはなかったけど、それも言っちゃう生駒ちゃん。自分の気持ちに嘘がつけない彼女らしさが、発揮されるたびに泣いてしまいました。

勝手な予想ですが、彼女は性的に消費されることを一切望まなかったんじゃないかと考えています。ドレスを着て、「綺麗だね。大人になったね。これからは一人の女性として…」とか自分の卒業をそういうストーリーにしたくなかったんじゃないかと思います。とにかく、自分の卒業をグループのために後世の財産にするためには関わってくれた全ての人に感謝を伝えるためには、ということをやっていったら卒業コンサートのお約束がさしはさまる余地がなかったんじゃないかな。

きっと生駒ちゃんが彼女自身が信じる正義を貫いてきたアイドル人生の結果として、誰にも媚びずに、不器用でもまっすぐ走り続けてくれた姿がとてもまぶしかったです。

これまた理想の押し付けかもしれないけれど、生駒ちゃんのやっていたアイドルは男にも女にも媚びていなかったところが憧れでした。ファンからの感情にあまり色恋が混じっていない前提が心地いいというか、生駒ちゃんを推す自分はすごくフラットな気持ちでいられました。

かといって生駒ちゃんだって結婚とかするだろうなってことは考えていて、信頼できるパートナーと出会ったらぜひ恋愛してほしいし、生駒ちゃんの選ぶことはいつだって応援します。例えばママタレになった生駒ちゃんも魅力的かもしれないとわくわくしています。

生駒ちゃんの写真集のスクール水着みました?色気とかの次元じゃないんですけど、あれも才能だなと思うんですよ。神の使いとかそういう類の神々しさを感じる容姿。性的搾取を完全に抜きにしてここまで勝ち上がったアイドルはかつていなかったんじゃないかと思います。生駒ちゃんが秋元康と出会ったからこそ、ニュートラルなアイドル像が生まれ、今の乃木坂らしさが導かれたと感じています。女神性のアイドル。そして生駒ちゃんは乃木坂と出会ったからこそ、新たな夢を見つけて進むことを決めた。

正しいのか悩んだこともあったと思うけど、きっと彼女は自分の気持ちにそぐわないことはできないから、パフォーマンスで黙らせて全ファンの信頼を勝ち取るまでに至ったというこの少年漫画を地で行く感じ。ヒロインじゃなくてヒーローだなと、今日のコンサート中何度も思いました。かっこいい。永遠の巻頭カラーです。

 

 

ふつうに卒業コンサートの感想を書こうと思ったのに全然まとまらなかったな…全部オタクの妄言です。

 

もっと生駒ちゃんのダンスが見たかったし、Againstこれが最後とかもったいないし。あしゅとかなりんあたりでダンス選抜とか、生生星のThreefold choiceとか、環状6号線とか、インフルエンサーとか見たいものはいっぱいあって、卒コン一日じゃ足りなくないですか…?って感じなんですが、5月6日は初めて握手会に行ってみようかなと思います。緊張するな…。

 

生駒里奈さん、ほんとうに卒業おめでとう。あなたの未来が光り輝くものでありますように。長生きな可愛いおばあちゃんになるまでずっと応援します。