それも人生

友達が少ないのでひとりごとを言っている

名探偵コナン ゼロの執行人・感想 超楽しかった

ついこないだ4DXで「純黒の悪夢」を観たので、今作「ゼロの執行人」も気になっていました。Twitterで犯人ネタバレテロが横行していることを知って、できるだけフラットな状態で観ておかねばと急いで行ってきました。興奮そのままに書き散らしますが、犯人が誰かだけは決して言わないので安心してください。

 

でも犯人を知ったところでそんなのはささいな問題だと思えるほどに、楽しめる要素が盛りだくさんなので、もしばらされて落ち込んでしまってる人がいたら諦めず見に行ってほしいです。

 

冒頭、新設のスマートシティ完成のニュース後に秒で爆破から始まった時点で、この映画のやばさを予感しました。「東京サミットに向けて東京湾の埋め立て地に肝入りで超気合い入れて会議場とカジノと公園とかいろいろ作ってすげえんだぜ!」って数分かけて紹介されて、ここが今回の舞台なのかな~ってわくわくしてたのに、結構な爆破。事件発生までのスピードの速さ。コナン映画で今までどれだけの建造物や開園したばかりのレジャーランドが破壊されてきたんだろう。

 

思えば「純黒の悪夢」もノックリストを盗み出し車が大破するところから始まり、最終的に観覧車が転がったけど、それをはるかに上回るスケール感です。

というかスケール感でいえば、今作が過去一番でかいのではないでしょうか。悪夢のオスプレイ登場もびびったけど、今回はなんせ「宇宙」レベルなので…。

 

 

コナン映画は賢い大人たちが一生懸命作ったものだと思うので、安心して賛辞も文句も述べます。

 

まずほんとに要素が多すぎる…。国際サミット、人工衛星、ドローン、IoT、濡れ衣、正義、安室、蘭がやたらと新一に連絡するし、過去の因縁、謎の弁護人、公安と警察と検察とのなんやかんやしがらみなど…。

初見ではとても追いきれないし、動機が妥当なのかも理解不足で判断しかねました。「悪夢」はそこまでややこしくなかったものの、謎解きパートがはっきりせず、この理解であってるのか?と不安になりながら見たのに対し、今作はしつこく解説してくれて助かりました。でも難しい。公安警察と公安検察を聞き分けるために脳のメモリをくわれてしまって、鳥頭のわたしには厳しかったです。図解をもっと増やしてくれても良かったのに、と思いますが、このへんは何度も通いたくなる要素として、意図的に残された複雑さなのかもしれません。

 

もちろん論理がわからなくても楽しめるポイントがたくさんあるので、置いてけぼり感は全くありませんでした。

先ほど述べたような、ブレストで適当に書き出したのかよという雑多な要素をまとめる強引な脚本がすごい。公安と警察と検察とのなんやかんやしがらみ周辺の論理的な難解さと、物理的な困難を解決する人知を超えたパワーをOKにしてしまう大胆さのギャップにくらくらします。

安室の運転技術と彼の愛車の耐久力、阿笠博士の圧倒的開発力、コナンのボールは友達力がまじですごすぎる。安室のカーアクションは「悪夢」でも堪能できましたが、今作もかなりの気合を感じました。カーアクションのプロット考える人は楽しかっただろうな。阿笠博士は国家予算でもついてるんでしょうね。灰原哀も優秀過ぎて草。

コナンがどこでもボール射出ベルトとキック力増強シューズで危機を救うのは定番ですね。今回はさすがに無理では…愛と勇気と知恵で何とかするのかな…と心配しましたが、圧倒的パワーで解決しました。阿笠博士とコナンをなめていました。プリキュアでも見てるのかなと思いました。

 

あと脚本のよかったところを2点あげると、一つはダークヒーローを描いたこと。安室がダークヒーローなんだろうなということは予告の時点で予想がつくのですが、コナンも相手の良心を逆手にとったようなゲスい作戦をとるのが新鮮でした。安室の行動も、普通の予想よりはもうちょっとゲスを重ねた展開なのでそこも満足できると思います。

「悪夢」が少年探偵団の天真爛漫さに触れてあっさり犯人が改悛する、という都合のよいハートウォーミングなストーリーだったのに比べてと、見ごたえあったなと感じました。

 

もう一つは何と言っても、「安室さんって彼女いるの?」です。 

「安室さんって彼女いるの?」という、ファンの多くが知りたかった質問をコナンが投げかけ、そこに安室さんが本気の答えを返し、アクションシーン突入→例のメインテーマが爆音でスタート!・・・という一連の流れは、コナンにしか分泌できないアドレナリンが湯水のごとく沸いてくる極上の仕上がりだった。

感想『名探偵コナン ゼロの執行人』。安室透人気を質に入れた暴挙ともいえる構成に拍手! - ジゴワットレポート

 まさにこれです。軽率にテンション上げられてしまって、踊らされてるのを感じました。それまでの、焦らしに焦らされ安室の本心が秘匿されていたところからの共闘、安室さんやるじゃん!という興奮。これまた「悪夢」で赤井に翻弄されていたことを思うと、はるかに頼れる男の魅力があふれてしまっているところにこれ。さすがにずるい。

 

とにかくサービス精神を感じる脚本でした。おそらく観客の理解のぎりぎりを攻めた推理はしっかり構え、ドキドキハラハラのアクション、安室というキャラクターの魅力、新一と蘭の関係も描き、これでもかと楽しませられました。ハンバーグ食べに行ったと思ったら、ラーメンとパフェもついてきて全部美味しく食べられたけどおなかいっぱいです。

推理パートのハードさとアクションパートの頭の悪さのギャップは、まじでシャブなのでは…と思います。正気の大人が集まってこの作品ができているとは想像しがたい。他では味わえない興奮であることは間違いないです。

 

そして、最後ダメ押しで主題歌がかっこよかった!

gyao.yahoo.co.jp

「真実はひとつ でも正義は 涙の数だけ」

最高の歌い出し、本編の後だとかなり切実に沁みます。でも福山雅治色が強すぎてなんだか笑ってしまう。ソロトランペットとアコギソロがめちゃめちゃクールでかっこいい。ティンバレス(?)の音がサビの前後に入ったり、打楽器もかなり好きなアレンジでした。歌詞もすごくいい気がするのに、ただ彼のねっとりボイスに福山雅治の顔がちらちら浮かんでいまいち集中できなさに笑えて最高でした。プレイリストに入れました。おすすめできるポイントがありすぎるな。

 

 

最近見たコナン映画が「純黒の悪夢」くらいしかないので、その比較ばかりになってしまいました。今作でかなりコナン映画結構面白いなと思えたので、最近のもぼちぼち観たくなりました。

次作、怪盗キッドルートらしいので超楽しみ!来年もきっと観に行きます!

生きるのってしんどい 生活をサボらないでほしい、自分

生きづらいな、と思い始めてからもう3か月はたった。
精神科とか心療内科に行けばしかるべき診断が下るのだと思う。
正直そんな行動力もない。

もし病院にかかるまでにこぎつけても、なにを話せばいいか分からなくなってしまいそうなので、とりあえず現状をまとめておく。

 

 

まず一つ目、ずっと疲れが取れない。
睡眠をとるのがへたくそすぎる。
今週の睡眠を例に挙げる。

3/4 05:00~10:00睡眠 (5h)
3/5 仮眠をとりつつ移動 06:00~10:00、
  11:00~13:00睡眠 (2h)
3/6 06:00~11:00 (5h)
3/7 08:00~14:00 (8h)
3/9 02:00~06:30 (4.5h)
3/10 03:00~15:00 (12h)
これで今に至る。たぶん寝るのは6時くらいになるだろう。

自分で書いてひいている。
生活リズムなど存在しない。
私は学生なので、こんな生活でも一応の社会性を失わずに生きている。
しかし学生とはいえ、責任を果たさねばならない仕事もあり、その仕事に差し障りが出ているから困っている。

人生において生活リズムが存在していた記憶がないので、もともと苦手な体質なのだと思う。
就学前の時点で親が寝静まってから起きだして暗闇でおままごとなどしていたために、保育園に起きるのが辛かった。
小学校に上がると夜中1時~3時にお絵かきをするのが楽しくて仕方なかったので、授業中眠かったのも覚えている。

結構寝ていると思っていたけど、書き出してみると寝すぎている日は意外とあんまりない。

3/7の8時間寝た日も、登校してから眠くてうとうとしながら作業をこなしていてつらかった。
こんなに寝ても眠いなんてなんかおかしいんじゃないかと思ったけど、
毎日安定した睡眠時間をとってからの判断でいいのかどうなのか。

次にいつ目覚めるのかわからないから、眠るのが少し怖い。
目覚ましをかけても、寝起きの頭ではその時間に起きなければいけない理由が思い出せない。
たいていの場合、目が覚めたからと言って起き上がろうと思えないのだ。

 

2点目は、日中眠すぎること。

眠い時と満腹すぎる時と飲酒した時は、物事の優先順位を決めることができなくなるし、頭悪くなるな…と思っているのだが、
その状態がここ3か月くらい続いている、ような気がしている。

今まで1週間もあれば片付けられた仕事が1か月たっても終わっていない。
このままでは信用を無くすんだろうな、その恐怖に駆られていることが一番ストレスになっている。

スケジュールが詰まりすぎてしんどい。と常に感じている。
冷静な頭で考えれば、
そんなに詰まってないし、毎日コツコツこなせば決して無理な仕事量ではない。のだろう。

現状、登校して、何から手をつけていいのかわからないことに途方に暮れる。
ちょっと前だったら難なく2時間でこなせた仕事が4時間たっても終わらなくて落ち込む。
4時間かかる理由はさっぱり頭がさえないこと。
ちょっと面倒なトラブルが起きると、思考を停止してしまう。
以前は、そういう時は帰って寝よう!明日やろう!と思えたのだが、
今は明日に引き伸ばしても、次の日も頭がさえていないことが多い。
引き伸ばし続けられないから冴えない頭でとりあえずぼちぼちやっていくが、そんなときは本当に眠い。
取り掛かるとやる気が出てきて、やり遂げられるよ!というソリューションを提示されることもあるが、
登校して作業にとりかかりはじめても眠いし、例えば洗い物の泡を流しながら船をこぐということを何度かやると自分の身体に信用が持てない。

半年前はもう少し冴えていたような気がする。
まじでやばい時は徹夜しても頭は冴えたまま仕事仕上げて乗り切った気がするのにな。
求めている仕事のレベルが上がっているか、老化かもしれない。

いずれにせよ、このままでは仕事がこなせなくて困っている。
こなせていることになっているのだとしても、こんなに精神すり減らす状態は持続可能ではないと思う。
いつか取り返しのつかないミスを犯してしまう。

 

おもな症状は、上記二点。
一つに集約されるかもしれないが、その辺を考え抜いて校正する余裕がない。
とりあえず、こんな感じで無理のない範囲の出力でやり過ごしている状況だ。
そろそろなにかをやりぬいたという確信が、自分への信用が欲しい。

 

ここから、自分が思うことを思いつくままにとりとめなく書き残す。


自分はもともとこんな感じだったんじゃないかと思ったけど、
夏のツイートを見返すと「ちょっと忙しいけど、自分の選んだ道だし、頑張れば頑張るほど自己肯定感に満ちている…!周りの人にも恵まれているしサイコー!」的なことを言っていた。
今はとてもそんな気持ちではない。
そんなこと言っていた自分のメンタルが恋しい。
気持ちもその都度セーブして、任意の時に読み込めたら楽になるのにな。

 

別に毎日の作業がつまらないわけではない、すごい面白いものだし、
ここで結果を残してやろうという野心もある。
辛いことといえば、ぼちぼち進路を決めなくてはならないことだ。
就活というものをしなくてはならない。
毎朝決まった時間に起きて仕事をする大人にならなくてはいけなそうだ。
しなくてもいいんだよ、という人間もいるが、レールから外れても生き抜いていけるほどの才能は私にはないのだ。

 

いつかは外れてやろうと思うが、今はそんなリスクをとっている余裕がない。
ぼんやりした頭で決断していいことではないと思う。
自分の人生を自分で引き受ける力をつけて、冷静な頭で生きたい。

 

一種、決断を先延ばしにしているだけかもしれない。
私の人生いつもそうだった。
考えつく範囲で、最大の可能性が残るように進路をとってきただけだったのだ。
いよいよ決めなくてはいけなくなって、あまりに選択肢が多くて、突出した能力も身に着けてこれなかったために、選べない自分に嫌気がさしているがゆえの症状かもしれない。

 

就活が終われば、ぼんやりした頭は晴れるかもしれない。
ただ、願った結果ではなかったときには、また自分を責めて生きづらさは増すだろうなと今から憂鬱になっている。
ぼんやりした頭なので、冴えた頭の時に考えていた志向に従って冴えた自分が就活している設定で活動しているけど、これで正しいのだろうか。
とか考えていると自我とはなんだ…?と横道に逸れていつの間にか眠っている。

 


眠い以外の鬱的症状は、容姿に構わなくなったこと、あまり仲良くない人間と余暇を過ごすしんどさが増した。
化粧を全然しなくなって、体重が3㎏くらい増えてブスな感じで安定した。
つまらん人間からの誘いも、以前はつまらん人間の価値観殴りに行くぞという気概を持ってこなしたりしていて楽しかったな。


やりたいことはいっぱいあって、全然死にたくはない。
絵とか音楽とか服とか作ったりしたいな、と思っているし、
本も漫画も読みたいのがたくさんあるし、映画もたくさん見たい。
出かけたいところもたくさんある。

 

何が辛いかって、とにかく社会不適応で自分で生きていける実感がないところなのだと考えている。
自分は一生懸命考えて冴えた頭で世の中に配慮して、ようやく普通の人間として生きてもいい価値に及ぶという自己評価だ。
それは前々から思っているところだった。
だからこそ、普通の人間として普通の仕事をして資本主義社会を支える人間としての役割を果たして、対価をもらって生活して、その隙間でやりたいことやって満足していこうと思っていたのに。
普通の人間のふりの維持がしんどくなってしまったら困るのだ。

 

書いていけば何かまとまるかもしれないと思ったが、変わらなかった。
体調は基本的には健康だし、顔色も悪くないし、やたらネガティブで自己評価が低いだけで、全然問題はないのかもしれない。
ちゃんと計画的に仕事をやりなさいよってことだけで、つらい症状は悲観的すぎる思い過ごしかもしれない。
病院には行ってみたいなと思う。
結局は自分の苦しみの輪郭がつかめていないので、何を話していいかわからないけど。

 

もう3月11日になってしまった。
あの日からもう7年、わたしも自分の人生に精一杯だけじゃなくて
誰かの救いになるかもしれない存在になりたいのだ。

 

とにかく普通の人間のふりをさぼらないでくれ自分、頼む。
何か変化があったら書き残したい。

 

 

八景島シーパラダイスに行った

新年あけましておめでとうございます。

 

年末年始はたいして面白くもないテレビ番組をぼんやりと眺め、虚無の時間を過ごしてしまいがちですね。

わたしは休みに入る前は、休みに入ったらやりたいことリストを続々と増やしていたのですが、いざ休んでいる段階になるとやりたいことリストをうまく思い出せない…記憶喪失になっています。

ぼんやりとは思い出せるのですが、そのやりたかった度ランキングが判然としない。どれもすごくやりたかった気もするし、できたらやりたい、やらないよりはやりたい程度の気持ちだった気もするといった具合です。

 

そこで、「開設以来半年以上放置していたブログを更新したい」という優先順位の高そうな低そうなことにも手をつけることができました。

とにかく更新したいので、中身は何でもいいのですが、せっかくなので、昨年末、初めて八景島シーパラダイスに行ったので感想を記しておきます。

パーティは、二十歳半ばの妙齢の女性3人をおのおの想像してください。

おぼろげな記憶と偏見で書くので事実とは異なります。

 

 

感想①立地について

 

大変遠かったです。Yahoo!乗り換え検索したら、金沢文庫から49分歩くか、金沢八景で乗り換えなさいとのことで、金沢文庫金沢八景もどこだよ…と思いつつ、金沢八景からシーサイドラインに乗り換える方から行くことにしました。

品川から京急に乗り換えたら、たまたま京浜東北線が死んだ日に当たって激混み。

普段は関東の田舎の方しかいないので、久しぶりに肋骨折れそうな体験をしました。

ほんと23区に働きに出かける人たちは偉いよ。土日であんなに死を感じることってあんまりないと思うのでいい体験ができました。

 

横浜で人がだいぶ降りたからちょっと楽になり、ようやく着いた金沢八景

何にもなくて不安になる。何もないことはないんだけど、ただ人が淡々と生活しているんだろう雰囲気。

高架を走るシーサイドラインに乗ると町が一望できるのですが、穏やかな海と遠くに見える山、その間を埋める家々のまにまにみえるイオン、紳士服の青山という風景、退屈な地方都市そのものといった風情…

マンションもたくさんあってほとんどシーサイドラインにベランダが向いている。

家族の分だろうなという量の洗濯物が並んでいるベランダ、平和な休日を体現したかのような風景に、「なにもないねー…」という感想からいつのまにか

「この街、不倫が似合いそう…」と思わず偏見がこぼれ出てしまいました。

同行の友人も同意。

「あの団地なんか、ヤマトのお兄さんが配達に来たら情熱的な人妻に誘われ…って雰囲気がすごい!」

「夫は横浜で働いているとして、帰宅は8時ごろだろうから、幼稚園終わった後、子供を習い事に行かせたら時間ができるから、幼稚園の先生と会えるよね~!」

「ありそうありそう」

と盛り上がって、つい「金沢八景 不倫」で検索すると5番目に出てきたサイトがこれ。

 

【画像あり】ドラマ「昼顔」ロケ地巡りまとめ - NAVER まとめ

 

うそでしょ…不倫ドラマの王者のロケ地が金沢八景だなんて…

しかも斎藤工関東学院大学金沢八景キャンパス勤務なの…

 

「この街不倫が似合う」という気持ちがプロと共有できた気ができてうれしい気持ちになりました。振り返ると、これがこの日の感情のピークです。

 

 

感想②遊園地結構楽しい。

 

フリーパスを買ったのでアトラクションも満喫しました。

 

ブルーフォールというやつ、高いとこまで垂直に連れていかれて落ちるタイプのあれですが、107mは意外と高いですね。

いつまであがるんだ…からの落ちていくときに浮く感覚、わたし、飛んでる!みたいな気持ちになれます。

もちろん景色も良かったです。

 

ドランケン・バレルというコーヒーカップのような乗り物も良かった。

コーヒーカップ自体が斜めに傾くという意外な趣向が凝らされていて驚いた。今まで体験したことのない感じが味わえます。

 

リヴァイアサンというジェットコースターは、浮遊したり重力から自由になるという恐怖よりは、圧倒的スピードを楽しむ感じなのでふわっとしたり落下する感じが苦手な人も行けるのかもしれない。

コース全長が敷地面積に対してクソ長くて、途中から面白くなってくてしまうくらい。

これに乗った後、疲れて30分くらい放心していた記憶があります。

ババアにはハード。

 

定番のバイキングもかなり楽しめました。

船みたいなかたちの乗り物が揺れて、次第に振れ幅が大きくなって行くアレである。

最大傾斜は65度らしい。これが他の遊園地と比べて大きい方なのかはわかりませんが、なかなかの浮遊感があって乗車時間もたっぷりで堪能しました。

これはついおかわりライドをキメてしまいました。妙齢の女3人で…

 

あとはインスタに上げる用の写真を撮るために、日が暮れてからメリーゴーランドに乗りましたが、妙齢の女たった3人のために動かしてくれて優しかったです。ありがとうございました。

 

昼から行ったので全部は乗れなかったけど、どのアトラクションも空いてるし(シーズンを外しているせいもあるのかもしれないけど)、クオリティもだいたい期待値+αという感じがします。

併設遊園地にはなにも期待をしていなかったので、意外にいろいろ頑張ってるんだなあと好印象をもちました。

 

 

感想③水族館普通に楽しい

 

まじで計画性が皆無で行ったので、帰ってきてから「あれ、ジンベイザメいたらしいよ?」「そういえばイルカショーとか見てないな…」という具合でしたが、楽しかったです。

ジンベイザメとイルカショーを外してもなお楽しめます。

 

ふれあいラグーンでは、シロイルカもゴンドウクジラも近寄ってきてくれて触ることができました。

バンドウイルカが3匹いるプールは2匹がキャッキャウフフをしているのに対し、1匹は一人でボール遊びを永遠としている構図が素敵でした。永遠に見れそうな勢い。

ペンギンたちがクリスマスっぽい帽子やポンチョを着てよちよち歩く催しも最高でした。

 

多分目玉であろうイワシのショーはほんとに美しかったです。

全体的にアクアミュージアムの方はプロジェクションマッピングもやっていたし、常設の水槽でも照明や演出が凝っていて、ずっとわくわくさせられました。

深海フロアに行けなかったのが心残りなので、また行きたいです。

 

 

感想まとめ:すごく頑張ってるのに、なにが残念なんだ…

 

テーマパーク全体として随所に創意工夫が感じられます。

クリスマスシーズンだったので、イルミネーションもいたるところでやってるし、面白かったのが、釣り堀横のスピーカーから流れていた

「釣って、とって、食べる!釣って、とって、食べる!」というアナウンス。

釣ってとって食べるのだ、なんとわかりやすいことだろう、さっきまで水族館で見ていた魚たち。あ~食べたいな、そんな需要に応えて釣り堀を用意しているわけだ…。

めちゃくちゃ気が利いていますね。

 

アトラクションも楽しい、水族館もほんとに楽しい。あふれんばかりのホスピタリティを感じる。最高のアミューズメントパークに違いないのに、どうして、どうして、

こんなに人がいないのか――――

冬どまんなかに行ったせいかもしれないけど、ほんとに人が少なくて驚いた。

園内が広すぎて、人が散らばって見えるだけ説も残っているけど、小さい子供がいるファミリーとダサいおソロコーデの中学生カップルみたいなのしかいないのさみしいよ。(MA-1×白パーカ×黒スキニーカップル2組はいた)

 

クソ寒かったのもあって、ここは北陸かな?

間違えて柏崎にきたのかな?柏崎シーパラダイスに来てしまったのかな?

いや北陸にもいい娯楽施設があるんだなあ、もっと東京からも遊びにきてもいいのにね!

ってここは横浜市だというのに…横浜市にある北陸かよ…

 

せっかくウキウキおソロコーデしてきたカップルがかわいそうだろ…

こんな田舎になにおソロコーデとか浮かれすぎだろwwみたいな空気にするのやめてあげたい!(勝手に思ってるだけだし余計なお世話)

 

確かにお土産物やさんのラインナップが流行ってないサービスエリアみたいだったり、「帰りたくないカップルに――」とおすすめしている1泊5000円台(安い)の併設ホテルが合宿所みたいで屈強なボート部の男たちが出てきそうとか、様々な気になるところはあるかもしれないけどさ…

 

個人的には「ほら楽しめ!」という圧が某千葉テーマパークみたいに過剰じゃなくて大変過ごしやすかったです。

いろいろ頑張ってみたんだけど、気に入ってもらえるかな…?という謙虚な彼女のような誠実さを感じます。まじいい女。そんなこといって実際すごいよ!だいすきだよ!と抱きしめてあげたい。

 

もう何度か足を運んで、八景島の魅力を発掘し、どうにかもう少しにぎわってる雰囲気になるように微力ながらお力添えしたい。そんな気持ちになった八景島シーパラダイスでした。

 

ホームページ見たら大晦日から元旦にかけてオールナイト営業らしいですね。

にぎわっているといいな。

もうすこし行ってみたくなるようなエントリを書きたかったです。ぜひ。

 

www.seaparadise.co.jp

臏〜孫子異伝〜 6巻までよんだ感想

 
中国春秋時代に活躍した軍師・孫臏のサクセスストーリー的なやつ。
この軍師、罪人らしくて膝の骨抜かれて立てないし歩けないんですよ。
それで戦できるのって死ぬでしょって
最初戸惑うけど、1巻読み終わる頃には、
台車みたいなのに乗ってるビジュアルもしっくりくる説得力です。
あと孫臏、通称ビンちゃん超強い。
 
 
 
 
 
歴史物で戦いや知略の込み入ったタイプの漫画は
一気読みしないとストーリーわかんなくなっちゃう。
わたしはそういうタイプの人間です。
 
 
海外歴史もの難しい原因の一つは、外人の名前全然おぼえられない。
最近は日本人でも怪しい。
最近読んだ漫画の話するときも、登場人物の名前Wikipedia引かなきゃわすれてる。 
理由として今考えたのは3つ
①物覚えが悪くなった
②以前ほど真剣に読んでない
③そもそも読んでる漫画の数が増えた
②③かなとは思っていますが。①もあるのかな〜、やだな〜
 
 
小中学生のころの漫画や本の読み方は
買った漫画は即日読む→好きなシーンを読み返す→次の日もう1回読んで物語を理解する。
すごくない?このルーティーンやってればそりゃ覚えるな。
買う漫画や借りる漫画は、だいたい前評判を得ているから予習済み。
予習→授業→大事なところの確認→復習という完璧なサイクルなんですよ。
好きなことは一生懸命やるからスタイルが洗練されてくるんですかね。
 
 
かつて漫画1冊買うのも借りるのも必死だった幼少期に比べれば、
金銭的に自由が大きいせいもあるけど、WEBでいくらでも読めるから、
一つの作品をむさぼるように読み込んだりしなくなってしまった。
真剣に漫画読んでた頃に帰って読みたい漫画いっぱいあるなぁ。
 
 
あの時はこの漫画がすごい!とかWEBレビューとか読み漁って、
友達が知らない面白い漫画見つけてやる!って思ってたのに、
最近は漫画アプリいくつか入れてると、
そこそこに面白い漫画がただで大量に読めてしまうから良くない。
リアルの友達のオススメとか入り込む余地がない。
その大量の漫画の中に読み返したいクオリティの漫画はあんまりない気がする。
体感としては年2タイトルくらいしか増えない。
今お金出して単行本買ってる漫画は、
ほとんど高校生から買ってるタイトルばかりでさみしい。 
 
 
本屋でジャケ買いポップ買いするのも楽しいんだけど、
損したくないから保身に走ってしまう。
リスクを背負わない環境で、批評してていいのかな。
大丈夫かな。これは今後に保留。
 
 
タブレットの所持とWEB漫画市場の成長によって、
プロ作品もアマの作品もクソほど漫画読める環境にいて、
人生の財産はどう培っていけばいいのかな。 
漫画に限らない話だけど、ほんとに、生きるとは選択なんだな。
何を読んで、何を読まないのか。
運命のものが偶然向こうからやってくる時代は終わってしまった。
多くのものはほとんどいつでも手に入る状況で
恣意的に何を選んだのかって選択力が試される時代になっちゃった
IT革命すごいや。わたしは追いついてないよ。
 
 
 
 
 
めっちゃそれたけど
話は戻って、この漫画は歴史物にしては読みやすいなと思いました。
思いつく理由を挙げると
 
 
 
①主人公のキャラが立っている。
脇役とかの名前は相変わらず覚えられないんだけど、
主人公の通称は「ビン」でわかりやすいし、性格も一貫してるから安心。
大前提に信頼がおけることは大事。 
 
 
②ちょっと絵が下手
作者がこれがデビュー作らしいんで、最近の巻はうまくなっちゃってるのかもしれないけど。
絵が下手なのはいい塩梅で、二次創作したくなる。
絵が綺麗すぎると読者の解釈の余地がなくなって面白くない。
進撃の巨人も原作の絵がうますぎないおかげで、
二次創作があれだけ盛り上がったんじゃないかなと思う。
少女漫画とかは解釈が基本的に一義だから二次創作はされないのかなと考えています。
それはそれで頭使わなくてサクサク読めるから良いのだけど。 
本作品は、眉目秀麗という設定なのに、絵で見る限り微妙にイケメンじゃない、
美少女すぎないところがあって、わたしはそのへん脳で補完して読んでいる。
これによって、多少能動的に読書できるからちょっとたのしい。
 
 
③戦わかりやすい。
主人公は自分で戦えないから、軍師として戦略を考えるのが仕事。
戦略が追えなくなったらこの漫画の脈は絶たれたも同然となる。
バトル漫画にありがちな
「あれ?こいつ敵だっけ味方だっけ?」「いま勝ってんの負けてんの?いつのまに死んだの?」
みたいなことは6巻までほとんど無かった。
この漫画は初見を見捨てない!何度でもこれまでの戦いをおさらいしてくれるよ。
「こいつはスパイだよ!」「かつての同胞だけど今は命を狙ってるよ!」「ちょっと勝ったけど油断したすきにこのザマさ!」
みたいなことは、およそ各話ごとに言ってくれる。
流石隔週。週刊だとおざなりになるよね。
忘れっぽい人間にもありがたい。単行本派もページもどって戦況確認しなくてだいじょうぶ。
 
 
ところでデジタルで本読むと遡るの面倒。
紙ならこのくらいのページのところにあったなーってあたりをつけられるのに、
デジタルだと何ページ読んだか体感になっちゃうから全然アテにならない。
 
 
④戦略おもしろい。
こんなん実際うまくいくのかよ?史実にもこれ書いてあんの?伝聞によって盛られてるのでは?
など気になることはあるけど、たるむことなく漫画的な意外性が提供されるので飽きません。
6巻までは主人公無双。信頼出来る主人公はよい。
 
 
 
 
そんなわけでLINE漫画で6巻まで無料だった
「臏〜孫子異伝〜」が面白かったので、
漫喫行くことあったら、続き読みたいなって話でした。
 
 
でも最期まで読んで面白くても絵柄は好みじゃないので買わないかな。